江戸小紋の文様は多様
江戸小紋の文様は実に多様で、すべてを把握するのはちょっと大変ですが、その中でも有名なものをいくつかご紹介しておきます。
菊菱(前田家の留柄)
極鮫(紀州徳川家の留柄)
御召十(将軍家の留柄)
万筋
千筋
毛万筋(万筋よりももっと細い万筋です)
こぼれ松葉
立涌
大小霰
青海波
鮫(裃小紋三役)
行儀(裃小紋三役)
角通し(裃小紋三役)
小桜
菊
ふくら雀
などです。
鮫、行儀、角通しは錐彫り三役といって、数ある江戸小紋の中でも格の高いものです。
また、小桜(春)、菊(秋)、ふくら雀(冬)には季節があるので、遠目には無地に見える江戸小紋でも季節感が出せます。
ひとつ気をつけたいのは、文様には吉祥文様(たとえば青海波など)とよばれるものがあるのですが、これはおめでたい文様なので、法事などにはむきません。
法事などの弔事に着る場合には色だけではなく、文様にも気をつけてください。