着物の格と素材
着物と言うとやはりイメージが正絹ですね。
しかしながら、ずいぶんと質の良い洗える着物も出回ってきました。
そうすると、やはりポリエステルの着物は正絹の着物よりも格が低いのかな? と思ってしまいます。
ですが、実は素材と着物の格とは関係ないのだそうです。
格を決めるのは柄付けしだいなのだそうです。
どういう柄の着物の格が高いかというと、それはやはり「絵羽」になっているものですね。
振り袖とか留袖、訪問着はみな絵羽仕立てになっています。つまり、広げると一枚の絵のように柄付けがされているわけです。
小紋は反物の状態で柄を付けているので、仕立てると、柄が上を向いている部分と、下をむく部分が出てきます。ですから、格としては低いですね。
木綿の着物とかウールの着物は反物の状態で一定方向に柄付けしてあるので、小紋柄と基本的に一緒です。
ですが、もし、酔狂な職人さんがいて、木綿とかウールの地を絵羽に仕立てていたら、そちらの方が格が高くなるわけです。
でも、まずそんな着物はないでしょうし、あったとしても市場には出回らないでしょう。
ということで、江戸小紋なわけですが、これも、正絹の普通の小紋よりは一つ紋を付けたポリエステルの江戸小紋の方が格的には高くなりそうです。
ですから、テイジンシルパールなんかは万筋柄を売り出しているわけですね。
テイジンシルパールや東レシルックなんかは素材もよいので、正絹でも安物の江戸小紋や色無地よりもずいぶん見た目もよいみたいです。
東レシルックの色無地は楽天市場の西陣屋さんが豊富です。
テイジンシルパールの万筋は、木楽会楽天市場店で年明け早々お仕立て付きで10,000円という、格安というより、激安な共同購入をやっています。
興味のある方はサイトをのぞいてみるといいかもしれませんよ。木楽会さんは開店2周年記念ということで、色無地がお仕立て付きで22,222円なんていう企画もやっています。
テイジンシルパール万筋
洗える着物というと、安くて扱いも手軽なものが多いです。
でも、着物通と言われる人でも、洗える着物を持っている方は多いのですね。着物関連のエッセイをお書きになっているきくちいまさんもお持ちになっているそうです。
やはり、そのビビットな色合いや古典柄など、正絹ものでは手が出ないような柄でも、ポリエステルの着物ならばけっこう安く手に入るし、実際に目を引くものが多いのだそうです。
洗える着物というジャンルが確立したかのような着物業界ですが、その中でも高級路線というのが出てきました。
それが東レシルックとテイジンシルパールです。
これらは洗える着物ではあるのですが、高級化繊といわれており、実際価格もふつうの洗える着物よりはずっとお高いですね。
洗える着物でも、江戸小紋の文様のものというのは出回っているのですが、それは数が少ないのが現状です。
というのは、やはり江戸小紋というからには、それなりの「格」があるからなのかなと思います。
そして、やはり安いポリエステルの生地に、仮に江戸小紋柄をつけたとしても風合い的に釣り合わないんじゃないかとも思います。
そんな中で、テイジンシルパールが万筋の江戸小紋を売り出したのです。
楽天市場の木楽会では共同購入でかなりお安く売り出しました。そして、やはり売り切れが続出したようです。それで、消費者のリクエストも多いらしく2007年は数回の共同購入が行われました。
このテイジンシルパール、木楽会では万筋しか販売していなくて(多分)、実のところほかの江戸小紋柄があるかどうかわからないのですが、かなりこれは注目株だとおもいます。
私はテイジンシルパールの万筋は持っていないのですが、小紋を1枚持っています。
高級化繊と呼ばれるテイジンシルパールというのが、いったいどのようなものなのか知りたいと思って、楽天市場のきくやさんという呉服屋さんで仕立てていただきました。実際仕立て上がってきたときにはびっくりしましたね、その手触りに。
もうね、普通の洗える着物の生地ではないんです。
洗える着物というのは、手触りとしてはちょっと分厚くてもったりとしているか、パリッとした感じかどちらかのような気がするのですが、テイジンシルパールは違う。
たしかに正絹の手触りを知っていますから、正絹と同じとは言いません。でも、そのさらっとした手触りは「正絹並み」だと思います。
もしかしたら、安価で劣悪な正絹ものよりはテイジンシルパールの方が上だと思う。
それくらい、普通の洗える着物とは違います。
たしかに「洗える」着物ではあるのですが、多分着物をそれほどよく知らない人なら(マニアや本業の方、習い事をしているかたなど以外)、本物と思うのではないでしょうか。
私は着物初心者ですから、テイジンシルパールの着物を「これ、いいでしょう」と言われたら、正絹ものだと思ってしまうような気がします。
これで、万筋なんていったら、それは売り切れ状態が続いても仕方ないなあという気がするのです。
江戸小紋のなかで、一番手を出しやすいのが万筋か鮫小紋だと思うのですが、万筋のキリッとした印象というのは、若い方にも好まれる柄だと思います。
ポリエステルの江戸小紋
洗える着物というと、一昔前はいかにも布にプリントされたものという品物が多かったようですが、ここ数年でずいぶんポリエステルの着物も様変わりしたようです。
2007年初頭に初めて洗える着物というものを買ってみたのですが、ちゃんと裏まで色が通っていました。というよりも、染色された糸で織られていました。
たしかに帝人シルパールや東レシルックのような高級化繊ではなかったので、質感は正絹とはずいぶん違いましたが(ちりめん地の方が正絹に手触りが近いらしい)、生地お仕立て込みかつセミオーダーで10,000円くらいだったので、かなりお買い得だったのではないかなと思います。
着物=正絹という公式はやはり無視できないものがありますし、呉服店で木綿などの正絹以外の反物を見ることはほとんどないのではないでしょうか。(夏には麻がありますが)
洗える着物というと、やはりそれは小紋が中心だと思うのですが、最近江戸小紋の洗える着物というのが出てきました。
最初にそれを発見したのは木楽会楽天市場店です。
このお店の特徴は「洗える着物の専門店」というところではないでしょうか。
もう、着物もそういう時代になってきたようです。実際、メルマガなども拝見していますが、そのメルマガに「機能としてはポリエステルのもの(洗える着物)のほうが勝っていると思う」とまで書かれていたことがあります。
ただし……そうなんです、ただし「やはり正絹ものは持っているという喜びがある」ともおっしゃっているのですね。
この木楽会でポリエステルの洗える江戸小紋を扱っています。別料金で紋入れもお願いできます。
この洗える江戸小紋は、木楽会ではちょっと高めの15,000円(お仕立て込み)くらいだったのですが、2007年12月現在では、10,000円でおつりがくる価格設定のセールをやっています。
8,000円くらいなら、試しに買ってもいいかなと思える値段だと思うのですよね。もっとも柄が限られているので、気に入らないものをわざわざ買うことはないですけれど、ピンク系の江戸小紋を着てみたいのだけれど、自分に似合うかどうかわからないときってあるじゃないですか。反物を合わせたときはいい感じだったのに、実際仕立てて着てみたら入学式のお母さん状態だったとか……
いきなり呉服屋さんとかで正絹の反物を当てられたりしてもよくわからないし、着装(反物をあたかも着物を着ているように体に巻き付けること。後ろから見ると着せ替え人形みたい)なんてされたひには「やっぱりいりません」の一言がなかなか言えず、結局後悔するはめになることもあるわけです。
それなら、素材は違うけれど、とりあえず洗える江戸小紋でだいたいの色なんかを試してみて、いくつか手持ちの帯でコーディネートしてみてから正絹ものに挑戦してもいいと思うのですよ。
私もそうしようかなと思っています。
でも正絹ものを買うときでもふつうの呉服屋さんでは買いませんけど(笑)やっぱり楽天で買います。
だって、怖いし、いろいろなものをすすめられたり、買わされたりしそうでいやだから。